石ナス

症状

果実の発育が悪く、かたくて小さい。受精できないときに単為結果して小果実になる。栽培初期に低温で花粉の発芽・伸長が不良で、完全に受精していない果実で発生する。


原因

受精できないか、不十分のとき単為結果するが、果実内にホルモンが不足している。また、環境要因が悪くて同化作用が不十分なときに発生する。


診断法

受精の有無を確認する。ホルモン処理をしても、濃度が薄いと低温下で草勢が旺盛である場合に発生する。


対策

防止にはホルモン処理を行う。日照不足下では適度の摘葉も効果がある。



データ作成年月日:2003/02/03

▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
 生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
 従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
 また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。

写真1


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