ねぎさび病
 


 葉・花茎に黄色〜橙色で紡錘・楕円形の小斑点を多数形成する。病変部の表皮は破れ、内部から橙黄色粉状の胞子を飛散する。発病の激しい場合、葉全体に病斑が生じ、葉は黄白色になり枯死する。
 
 


 病原:糸状菌(かび) プキニア アリ
 病原菌は夏胞子と冬胞子を形成して伝染する。夏胞子は通常見られる橙黄色の胞子で、冬胞子は楕円形で2細胞からなる淡褐色の胞子。被害植物上で冬胞子や夏胞子を形成して生存し、越冬して伝染を繰り返す。

 
 


 発病した場合、早期に薬剤散布する。防除の時期が遅れると、効果が十分得られないことがある。
 薬剤として、アミスター20フロアブル、テーク水和剤、オンリーワンフロアブル、ジマンダイセン水和剤、サーガ水和剤が利用できる。


データ作成年月日:2016/1/29

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写真1(KO)
▲葉に黄色からオレンジ色のやや盛り上がった小斑点を多数形成する。タマネギやニンニクを侵す系統と同じ病原菌で、ラッキョウやニラに多発することもある

写真2(HK)
▲葉の症状

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