タキイの野菜 - タキイ種苗

　蛾の仲間。幼虫が食害する。
　幼虫は緑色または褐色で、しばしば黒色の縦線がある（写真1）。老齢幼虫の体長は４センチ。体に細長い毛があるが、黄色の縦線がないので、フタトガリコヤガと区別できる。

　花がしぼんだころに幼果に潜り込んで、内部を食害する。
　被害果は正常に生長せず、大きく曲がる（写真2）。
　幼虫はいくつもの果実を渡り歩き、虫の数の割には被害が多い。

　初夏から秋まで３～４回発生し、８～９月に多い。
　ナス・キャベツ・レタスなど、さまざまな野菜や花で発生する。

　アファーム乳剤、プレオフロアブル、アタブロン乳剤などを散布する。
　果実の内部の虫には殺虫剤が届かないので、殺虫剤の効果はあまり高くない。
　家庭菜園では曲がった果実を見つけ、内部の虫を殺すのが最も効率的。また、サンサンネットなどの被覆資材を被せて成虫の侵入、産卵を防ぐ。写真3はスイートコーン（アワノメイガの項を参照）での被覆の例であるが、株の生長後にも使用できる。

データ作成年月日：2015/1/30

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　病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。

写真1(HT)

写真2(HT)

写真3(HT)

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