写真1〜3は、ホウ素25ppmの土耕栽培で生じた症状。葉の先端部の縁が白く壊死している。また写真2に示すように、葉脈間が不規則に薄くクロロシスを生じる。葉が少しねじれるなど奇形を生じることもある。
ホウ素施肥の誤り。乾燥地、半乾燥地の気候に近いハウス栽培ではホウ素の地下への流亡はほとんどない。前作にアブラナ科野菜などホウ素要求量の高い作物、すなわちホウ素過剰にも強い作物を栽培し、ホウ素を施用した後に、ホウ素要求量の少ない作物を栽培すると過剰障害が発生することがある。
ホウ素の過剰障害は下位葉から生じる。写真1をよく観察すると、下位葉から白化しているのが分かると思う。ホウ素過剰はホウ素を人為的に施用しないと発生しない。前作も含め、ホウ素施用の経歴を確認する。
土壌pHを高くするとホウ素の可溶化が抑制され、過剰障害が低減される。また、低pH下でのホウ素は水に溶解しやすく流亡しやすいので、作付け終了後、多量の水(雨量換算200mm程度)での除塩も効果がある。
データ作成年月日:2003/06/10
▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。
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