葉の先端部から黄化し、やがて先端部が枯死する。写真はホウ素を欠如した水耕栽培で再現した時の様子。処理11日目には新葉が細く分厚くなるように変形した(写真1)。その後下葉の先端部から、黄化・枯死が見られ、処理3週間目にはほぼすべての葉の先端が枯死した(写真2)。
土壌中にホウ素が少ない場合と、土壌のpHが高く、ホウ素が作物に吸収されにくくなっている場合が多い。また乾燥によっても土壌中で不溶化し、植物に吸収されにくくなる。
ホウ素の欠乏症は新葉の奇形と下葉の周辺部の黄化とが同時に起こる場合があり、特徴的である。同じくホウ素の過剰によっても下葉の周辺部が枯死するが、この場合には新葉は健全である。土壌pHが高い場合には欠乏しやすいため、pHの測定や石灰の使用量をチェックする。
ホウ砂の施用が有効であるが、ホウ素は過剰によっても障害を起こしやすい要素であるので、施用は慎重に判断する。一般的には0.5〜1kg/10a程度の施用量である。
データ作成年月日:2003/06/10
▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。
写真1
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