〈冬春ハウス栽培用〉
★青枯病の激発圃場では「Bバリア」「ボランチ」
冬春ハウス栽培においても、青枯病が激発する圃場では、「Bバリア」「ボランチ」がおすすめです。低温時期の草勢はややおとなしくなります。
★低温期の安定した樹勢維持を図りたい場合は「ベスパ」「影武者」「ガードナー」
「ベスパ」は冬春ハウス栽培において、程よい草勢を示す、肥培管理のしやすい品種です。
「影武者」は低温時期の草勢が強く、やせ地や台木に馬力を求める生産者向きの品種です。
「ガードナー」はコルキールートと青枯病に安定した耐病性を示す冬春栽培に適した台木用品種です。
★コルキールートの激発圃場では「ドクターK」
青枯病の耐病性はありませんが、K(コルキールート=褐色根腐病)には安定した耐病性を持つ台木で、草勢は穂木品種と同程度です。 |
★青枯病、コルキールート併発圃場では「ボランチ」「ガードナー」
青枯病被害の方が激しい場合は「ボランチ」を、コルキールートの方がより問題になる圃場では「ガードナー」が適します。
★萎ちょう病レース3には「プロテクト3」
近年、各地で徐々に広がってきている萎ちょう病レース3(F3)には「プロテクト3」が耐病性をもちます。
〈夏秋・抑制栽培用〉
★青枯病には「Bバリア」「ボランチ」「ベスパ」「アンカーT」
草勢の強弱は アンカーT>ベスパ>ボランチ≧Bバリア の順位になります。
★コルキールートの併発圃場では「ボランチ」「ガードナー」
「ボランチ」は青枯病に安定した耐病性を示す上、コルキールートにも中程度の耐病性をもつ優れた台木です。コルキールートの被害の方が問題のときは、「ガードナー」が適します。 |