タキイ種苗株式会社タキイの野菜

直売所支援コーナー


直売所トピックス 直売所応援にタキイも協力!〜大阪府茨木市直売所「みしま館」で、タケノコ形ミニハクサイの試食会を実施〜  2008年12月4〜6日の3日間、大阪府茨木市、阪急電車京都線「総持寺」近くの直売所「みしま館」のスペースをお借りして、直売所向きの個性派新品種、タケノコ形ミニハクサイ「プチヒリ」の試食会を行いました。

タケノコ形ミニハクサイ「プチヒリ」ってなんだ?

入り口すぐの特等席ワゴンでも販売タケノコハクサイは中国では紹菜あるいは天津白菜と呼ばれ、肉質もかためで水分が少ないので餃子の具材などに利用されてきました。タケノコハクサイは形が直筒形なので、貯蔵白菜として利用する際、積み重ねに適するという利点があります。
日本でも形が業務加工に適するとの特性から、日本ハクサイと交配した品種改良が行われていました。
タキイでは以前から品種名「チヒリ70」でこのタケノコハクサイを販売し人気がありましたが、純粋なタケノコハクサイの一代交配だったため、重量が2kg程度で長さがあり、最近の家庭環境にはあわない面もありました。
そこで、タキイの新たな提案として、タケノコハクサイの特長である収納性を生かして、もう少しコンパクトで場所をとらず、野菜室などにも入れやすい、食べきりサイズとして日本ハクサイとの交配で改良したのが「プチヒリ」です。味や食感も日本好みに調えました。肉質がしっかりしていますので、鍋で長時間煮詰めても、煮崩れしたり、溶けてしまいにくいのも嬉しいところです。
代表の冨村さんはJAの理事。直売所の運営はボランティアで汗を流す。
ハクサイはほかにもオレンジクインが人気とか
桃太郎8トマトも定番

忙しい奥さまの味方

大きいハクサイだと今の家庭では丸ごとでは食べきれない。かといって4分の1カット売りのハクサイでは、その日に料理しないと断面からの鮮度低下が気になってしまう。その点プチヒリなら家庭での鮮度維持も安心です。
球頭がかたくしまり、水分の少ないしっかりした肉質なので、明日からしばらく雨予報で買い物に行きたくないけど、家族が揃うあさっての週末は鍋料理を楽しみたい、というような時の買い置きにもおすすめします。
婦人部会長の辻さん(右)も食べ方など、お客様とのコミュニケーションをかかさない う〜ん、買っちゃお 店内の様子

試食テントは大賑わい

「みしま館」での試食会では、「プチヒリ」の味や食感を分かっていただこうと、ほかの具材を一切使わず、昆布だしで煮込んだだけの「プチヒリ」をポン酢で食べていただくというシンプルなものでアピールしました。試食されたお客様はその食感に満足いただき、
「うん、おいしい、いけるね」
「煮込んだだけ?」
と反応も上々。そして実物のプチヒリの形に
「めずらしい形ね」
「このサイズがいいわね!」
と見慣れないミニタケノコハクサイにすぐさま注目が集まりました。
4日、6日と応援に駆けつけたタキイスタッフもプチヒリのよさを知っていただこうとお客様に試食をすすめました。中には「昨日買って食べました。おいしかったですよ」と嬉しい声も。「鳥鍋によくあったよ」とか「バラ肉を中に詰めて蒸したらうまかった」
など逆に食べ方を提案していただくほどでした。まるで井戸端会議のようなお客様とのやりとりが直売所の醍醐味なのだと認識した試食会でもありました。
試食のプチヒリを調理していただいた調理人さんも、
「普通30分も強火で煮込んだら、こんなきれいな色と形に残らず溶けてしまいますが、プチヒリはそれがない。しかもやわらかくなっているのが驚きです」
と専門家からも使い勝手がいいハクサイだったようです。
プチヒリは定番鍋料理のほかにも、ロメインレタスに似た水分の少ないかための肉質なので炒めものにもよくあい、中華料理はもちろん、シーザーサラダなど手軽な洋風料理にも活躍できます。
寒風吹く中、立ち止まっていただいたお客様。4日だけで約300名が試食。
いけるわねこれ!
タキイスタッフも説明に熱が入る
タキットくんも応援!

立性密植で面積を取らない

今回使用したプチヒリはもちろん地元産、直売所に出荷する生産者数名で取り組んでいただいています。皆さんバリバリの専業農家ではなく、定年後、趣味の延長で野菜作りをしているという方が多いことからもプチヒリに特別な栽培技術はいりません。25×25cmくらいの密植でOKなので、ここ茨木市のような市街地の限られた面積で、多種多様な品目を栽培する直売所生産にぴったりな品種のひとつです。
プチヒリを栽培したお一人吉田利光さん。 こちらは久保田馨さん。 冨村さんを囲んで…。

寒い中ありがとうございました

撮影日の6日は特に風が強く、とびきり寒い日で店内へいち早く駆け込みたいところを、入り口前、屋外テントに多くのお客様が足を止めていただきました。プチヒリ鍋で今夜は熱燗!を楽しみに買って帰られた方も多かった1日だったと思います。
午後3時を過ぎたころには、ほとんど売り切れ状態へ。 温かいプチヒリを食べて御機嫌な坊や
「プチヒリ」のレシピをチェック!!

ファーマーズマーケット「みしま館」

市内農家の方が自ら運営する「みしま館」では、自己責任・自助努力・コミュニティー復権をコンセプトに、市内産農産物および加工品を中心とした、安全で安心な農畜産物の販売をするとともに、地域の情報発信拠点となり、生産者と消費者の交流の場となることを目指しております。
ファーマーズマーケットみしま館は、もともとJA茨木市の金融店舗だったものを改装し、2008年6月22日にオープンしたばかり。140名の地域生産者で運営。手数料は青果15%、加工品で20%。商品管理はpos連携システムで販売状況が随時生産者へメールされる。
◆所在地 大阪府茨木市庄二丁目26-22
◆アクセス 阪急電車総持寺駅前より西へ徒歩2分
(※駐車場なし。バイク・自転車置き場あり)
◆営業時間 午前9時30分〜午後6時
◆定休日 毎週水曜日
◆主な販売品 野菜、切花、花苗、お米、加工品等
◆問い合わせ先 072-645-7100 まで
ファーマーズマーケット「みしま館」
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