ファイトリッチライフ【Webプラス+】

2016/07/20掲載

直売所で!カフェで!種苗店で!「ファイトリッチ」でお客様に発信を!

いかにストーリー性のある売り場づくりで、その商品が持つメッセージを消費者に伝えるか。「安全・安心」や「健康」から一歩進んで「機能性」成分の増加を育種に盛り込んだ「ファイトリッチ」をテーマにした売り場作りが始まっています。

JA鹿児島県経済連では、直売所でファイトリッチ販売会を実施

JA鹿児島経済連は2月28日、鹿児島市のたわわタウン谷山にある直営の直売所「おいどん市場谷山館」で、第1回のファイトリッチ野菜販売会を開催されました。

今回の取り組みを企画したのは経済連野菜振興課の下岡秀平さんです。下岡さんはその狙いについて、「消費者の健康志向が高まる中、普段口にする野菜には特に気を遣う消費者が増えてきている。機能性をキーワードに野菜のもつ健康維持の役割をPRし、消費拡大につなげていきたい」と話します。

「価格だけに目が行くのでなく、機能性成分などの情報が消費者の目に効果的にとらえてもらいたい」と、この企画の意図を話していただきました。

販売に立つ下岡さん。

ファイトリッチをアピールした「弁天丸」。/レシピも独自に作成。

また、会場では試食や購入で立ち寄られたお客様に「ファイトリッチ」についてアンケートも実施いただきました。アンケートの結果では、「ファイトリッチ」シリーズを「知らない」方が73%で、まだまだ認知度は低かったものの、ファイトリッチシリーズの野菜を「買いたい」という方が90%に及びました。「買いたい」という方の中には、「高くても買う」と回答いただいた方が21%もおられました。こうしたことからお客様の高い購買意欲が読み取れ、なお、アンケートでは野菜に期待する効果として、「アンチエイジング」や「ダイエット効果」を期待する声が多いことも分かりました。

こうした購入者の期待にマッチした売り場づくりができれば、今後も消費は拡大するものと思われます。鹿児島経済連では1回目の手応えも得て、3月にも2回目が開催されました。今後も店舗を増やしてファイトリッチコーナーが拡大することが期待されています。

ファイトリッチシリーズの野菜を買いたいか

カフェで開催のワークショップでも高い関心

大阪梅田駅に2月オープンした「root café」は、栄養バランスを考えたこだわりのメニューや、健康づくりに役立つ情報を提供する「健康カフェ」です。「自分のカラダと向き合う時間を作ってみませんか?」をコンセプトに健康づくりに役立つワークショップを企業・団体とコラボして、毎日実施されています。

阪急梅田三番街にオープン。連日賑わいを見せる。

3月27日の日曜日にタキイは、「ファイトリッチ野菜と〜機能性成分について〜」と題し、ワークショップを開催。「ケルたま」や「京くれない」、「フルティカ」「紅法師」「弁天丸」を使った料理の試食や食べ比べなどを交えながら1時間の勉強会を行いました。参加者は野菜ソムリエの資格を持つ方や、栄養士さんなど、日ごろから野菜や健康に関心が高い方が多かったこともあり、みんな真剣かつ楽しんでおられるのが印象的でした。

親子で参加のお客様も、「京くれない」「オランジェ」「普通ニンジン」を生で食べ比べ。味の違いを確認する。

種苗店の春の売り出しで「ファイトリッチ」のタネをアピール

3月11日、春の訪れを控えたこの時期、滋賀県太田種苗さんの長浜営業所では、近隣にチラシをうっての春ダネや馬鈴薯の売り出しです。駐車場は朝から車が続々と入ってきます。店内はレジを先頭にすでに人でギッシリ。

売り出しで賑わう太田種苗さんの店頭。

混雑する店内の一画に「ファイトリッチ」シリーズのタネコーナーを設置。シリーズのニンジン「京くれない」と調理用黄トマト「クックゴールド」で作ったジャムを試食いただいてのPRです。
「このジャムはニンジンで作ったの?おいしい」と驚きの声が上げ、品種の説明を聞いてこの秋まいてみるという方や、「去年まきました!京くれないですよね」など、反応は様々。買い物の合間に一休みといった様子でした。

ファイトリッチコーナーは、ジャムの試食を実施。お客さんも足を止める。

やがて「トマトはどれがおすすめ?」、「スイートコーンはどれが甘い?」、「このエダマメは今まける?」、「春まけるブロッコリーはどこにある?」など、混雑と共にタキイからの応援部隊もファイトリッチの説明だけともいかず、お客様への対応に時間はあっという間に過ぎて行きました。春ダネを求めるお客さんたちの選択肢の一つにファイトリッチも少しずつ増えてきたようです。

タキイからPRにきた営業マンも手応えを感じた。