ファイトリッチライフ

2017/07/20掲載

「ファイトリッチ」を地域の新事業に生かす
「彩り健康麺」&機能性野菜プロジェクトを発表!

(編集部)

年間6万食が出るという「ころうどん」を提供するいなみ有限会社(兵庫県加古郡稲美町)。ころとは甕で熟成させた独自の出汁が、甕の内側の露も香るほどおいしいとたたえられたことに由来します。いなみ有限会社が運営する「香露(ころ)の里いなみ」は当地で40年の歴史があり、行列のできるうどん料理店と、築80年の古民家を改装したそば料理店、2012年に開店した直売所「青空マルシェいなっち」という物産店がある複合施設です。毎年12万人が訪れ地元で愛されるいなみ有限会社が、ひょうご農商工連携ファンド事業として地元の若手生産者松井義輝さんが代表を務める松井農園さんとタッグを組んで、さらに地元を盛り上げようというのが今回のプロジェクトです。その素材として重要な役割を果たすのがタキイの機能性成分を野菜の色素成分に豊富に含む「ファイトリッチ」シリーズ。
そして生まれた新商品が「米・麺・菜(ライヌーサ)」です。ライヌーサのコンセプトは「一汁三菜」。三菜とは主食、主菜、副菜のことで、そこに秘伝の出汁が加わって理想的な栄養バランスがとれる新しい食事スタイルの提案です。この日試食に供されたジャーサラダはまさにその発想を具現化した新商品。主食である米やうどんに主菜であるファイトリッチ野菜や彩り鮮やかな食材を加え、秘伝の香露汁で味を調える。同じ大きさに整えられたサラダはスプーンで同時に食べやすく、子供からお年寄りまでおいしく手軽に楽しく食べられます。もちろん健康この上なし。
「正直、この稲美町にはこれといった特産品というものがありませんでした。地元を愛するわたしどもの取り組みが核となって、地域の農業を支え、子供たち、孫たちに健康的な未来の稲美町を残していきたいという思いが何より大きな事業の動機です」
2020年に向けて「食都稲美」「健康野菜都市稲美」実現目指して頑張りたいという新規事業開発部後藤守本部長。各ファイトリッチ野菜を乾燥野菜チップ状にしたものも試食できましたが、野菜本来の甘みと味が凝縮してそのままで十分美味しいと思えました。多彩なファイトリッチを使った新食材の開発は始まったばかりです。

3月13日JA兵庫南直売所にじいろふぁーみん研修棟2階で開催された事業発表会にて。いなみ有限会社辻元義雄社長(右)とファイトリッチのプレゼンテーションを行ったタキイ種苗開発部部長堀井(左)。

3月13日JA兵庫南直売所にじいろふぁーみん研修棟2階で開催された事業発表会にて。いなみ有限会社辻元義雄社長(右)とファイトリッチのプレゼンテーションを行ったタキイ種苗開発部部長堀井(左)。

ファイトリッチ野菜を栽培しての印象や栄養価の分析状況を語る松井さん。

ファイトリッチ野菜を栽培しての印象や栄養価の分析状況を語る松井さん。

試食に供されたジャーサラダ
試食に供されたジャーサラダ

試食に供されたジャーサラダ。米に麺、野菜に加え海鮮素材も豊富で彩りも鮮やか。出汁が加わってころめしのうまさを味わえる「一汁三菜」のライヌーサを代表する新商品。

子供から大人までジャーサラダは大人気。

子供から大人までジャーサラダは大人気。

巻きずしを連想させるパンマキは玄米粉の生地にファイトリッチ野菜のパウダーを練り込まれている。

巻きずしを連想させるパンマキは玄米粉の生地にファイトリッチ野菜のパウダーを練り込まれている。

会場に参考出品されたファイトリッチ野菜の麺やチップスなど。
会場に参考出品されたファイトリッチ野菜の麺やチップスなど。

会場に参考出品されたファイトリッチ野菜の麺やチップスなど。

商品開発を担当する後藤さん。地域に愛される企業として、稲美町を孫の代まで発展する町に盛り上げていきたいという。

商品開発を担当する後藤さん。地域に愛される企業として、稲美町を孫の代まで発展する町に盛り上げていきたいという。