HOTニュース 180周年記念農場研修会レポート 滋賀研究農場編

2016/02/22掲載

プレス発表

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12日は、180周年の節目に当たり、多くのメディアを集めてのプレス発表を行いました。この日のために東京からのメディアも招待し取材ツアーで参加いただいたのは約30社。弊社代表取締役瀧井社長から、最新の遺伝子解析技術を用いた品種改良のスピードアップをお約束し、この展示会で“今のタキイ”、そして“将来のタキイ”を“見て”、“聞いて”、そして実際に“味わって”、皆様の五感(ごかん)を通して、感じ取って頂きたいとご挨拶。研究農場長加屋より「タキイの新品種と新技術」を発表、おいしく健康的な食生活を応援する「ファイトリッチ」、食文化の豊かさを伝える「伝統野菜」、農業を未来に伝える「テクノロジー」をテーマに品種や技術を紹介しました。

2005年に世界最先端の分子育種研究が行われている「KeyGene」社と研究提携を結んで以来、遺伝子組み換えに頼らない、伝統的育種技術を守りながら、DNA情報を利用した効率的な選抜技術が確立してきています。その最先端技術の一つが網羅的なDNAマーカー解析による効率選抜「MABC」技術の実用化です。「MABC」技術とは一度に今までの100倍のDNAマーカーを使って確認することで優良品種に最も近い個体を選抜可能になることから、通常の育種では10年以上要した複合耐病性品種の育成が僅か3年で品種化が可能になります。