Web連載
2021/7/20掲載
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2021/7/20掲載
青果市場の競争は激しさを増す一方です。スーパーに行けば安価で一定以上の品質の野菜が手に入り、直売所の数も年々増加。農家が開くマルシェや産直EC(WEBプラットフォームビジネス)もその数を増やしつつあります。
そういった環境下で自分たちの売り場に足を止めてもらうには、ただ栽培した野菜を並べるだけでなく、「売り場づくり」そのものが重要とされます。どんなお客さまに、どういった購買体験を提供したいのか。また、それを実現するためにはどんな野菜をどのように並べるのかなど、意図をもって売り場をつくる必要があるのです。
まずは、どんなお客さまにどういった価値を提供したいのかを考えましょう。ターゲットが決まれば、提供すべきサービスが自然と決まってきます。その際に重要となってくるのが売り場のセールスポイントです。
ターゲットとセールスポイントが決まったら、実際に「魅せる売り場」づくりに挑戦してみましょう。ここからは、売り場ディスプレイを行う際にあると便利な什器や小物をご紹介します。
商品を陳列するために必要な店舗什器。お客さまに手に取ってもらいやすいよう、商品を並べたり積み重ねたりすることができます。木製からプラスチック製までさまざまな種類があるので、ターゲットやシーンに合わせて選んでみましょう。
サイン(立て看板)は、見せ方次第で集客力に大きく関わります。どんな見せ方(デザインやコピー)をするかも併せて考えれば、商品の魅力を存分にアピールできます。
商品名や価格、説明文を入れて商品のポイントをアピールできるPOPや値札。魅力的な情報を伝えることで、お客さまの購買意欲をかき立てます。
布などの装飾用の小物を用いると、売り場が華やかになり、お客さまの目にとまりやすくなります。
布は手軽に売り場の雰囲気をつくることができるアイテム。アイテム数が少なくても、布を活用すればおしゃれな売り場をつくることができます。ただし、汚れやすいという面もあるので、常に清潔にしておくようにしましょう。
すっきりとした売り場になるよう、折り畳みコンテナと木箱を用いて商品を陳列しています。パッケージや什器に統一感を持たせながらも、フラッグガーランドを飾ることで華やかさをプラス。お買物をしながら非日常感を楽しめるとお客さまからも好評です。
2024年
秋種特集号 vol.58
2024年
春種特集号 vol.57