最終回

2.思い出の修学旅行

冬季休暇が終わり、新学期が始まる1月早々、就職、進学、研修など進路決定の時期となります。本人の希望を最優先に、一年間の寮生活、実習、勉学、健康を考慮して本科生のおよそ4割は専攻科進学が決定します。これが終わると、学校行事で一番大切な、生徒にとっては待ちに待った修学旅行を迎えます。一年間、農場で幅広く学んだ野菜、花卉が実際の最先端の農業生産地でどのように栽培、生産、出荷されているかを、自分の目で確かめるまたとない機会で見聞を広めるよいチャンスとなります。

研修先としては四国地方と東海地方の二カ所を隔年交互に見学します。昭和60年代までは四国地方見学は大阪南港を夜に出発して翌朝早く高知県土佐港に上陸、芸西村の果菜、花卉の大産地を振り出しに、バスで香川、淡路ルートの2泊3日でした。平成に入りインフラ整備が進み四国の高速道路が整い、現在は往復ともバス利用にかわりました。

JA芸西村統合集荷所、桂浜の坂本龍馬銅像、龍河洞などは忘れられない思い出となります。一方、東海地方は渥美半島の冬キャベツ、トマト、キュウリを見学、美保の松原、日本平の石垣イチゴ、豊田自動車記念館などを巡ります。

修学旅行に先立ち、生徒の代表に見学コースのパンフレット作りをお願いし、感想文作成に役立つようになりました。10年間、毎年生徒を引率しましたが、同行する生徒係りの社員が常に気配りを忘れず、大きな事故無く過ごせたことには、今も感謝しています。

平成31年1月、桂浜を見下ろす坂本龍馬銅像前にて。
平成31年1月、桂浜を見下ろす坂本龍馬銅像前にて。
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