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夏ばやしナツバヤシ

タキイ交配キュウリ

初期から多収! 耐病性とつるもちがよい!

適作型

特長

  • べと病・うどんこ病に強く、薬散労力が軽減できる夏秋キュウリ。
  • 側枝は中短節間で発生が早く、果実の肥大も早いため、収穫初期〜中期にかけて安定して多収となる。
  • 草勢は初期から強めで、生育後半までスタミナがあり、つるもちがよいため長期間にわたり安定した栽培が可能。
  • 平均果長は21〜22cm、胴張りのある果実で果ぞろいがよい。
  • 葉は小さめで、収穫・整枝などの管理が容易。
  • 主枝雌花率は4〜5月播種の夏秋栽培で40〜50%、各節1果なりが主体。

栽培の要点

育 苗
●育苗中は極端な乾燥・過湿を避け、根張りのよいガッチリした苗作りを行う。
●本葉2.5〜3.0枚の若苗を定植して、初期生育を順調にする。
●ブルームレス台木に接ぎ木する場合は、初期から草勢を安定させる意味からも、強勢台木が適する
圃場の準備
●施肥量は、土質によって異なるがやや多めとする。元肥の目安は、10a当たり成分量で、チッソ30〜35kg、リン酸35〜40kg、カリ25〜30kg程度
本圃の管理
●初期からやや強めに草勢を維持することが、良品多収のポイント。収穫開始までジックリと生育させ、根張りのよい株に仕上げることが大切。
●〔整枝〕下位7節までの側枝と雌花は早めに除去し、それ以降の側枝は1〜2節で摘芯する。生育中期以降は一度に強い整枝をしないで、常に健全な側枝が3〜4本あるように管理する。初期生育がおとなしい場合は、主枝の着果節位を10節程度まで上げ、草勢の回復をはかる。
●〔追肥〕基本的には、収穫開始ごろから行うが、本種は果実の肥大・回転が早く、初期から多収となるため、追肥は遅れないこと。