品質へのこだわり

  • ホーム
  • [品質へのこだわり] 品質管理/品質検査

品質管理/品質検査

戻る

高品質種子を安定してお届けする拠点『品質管理センター』

豊かな生命のエネルギーを秘めた一粒の種子が良質の苗となり、目的どおりの優れた特性を発揮して、期待どおりの収穫をもたらす。私たちは、そのような種子を『高品質種子』と考えています。

京都本社内にある『品質管理センター』は高精度の設備と技術を有する、当社の品質管理部門を統括する拠点です。世界中のお客様にご満足いただける品質の種子をお届けできるよう、あらゆる角度から種子のもつ能力を見極めるための検査を行っています。

国際種子検査協会(ISTA)の認証を取得

国際種子検査協会(通称ISTA)は、1924年に欧州を中心に設立されました。その目的は、種子検査手法の標準化や検査技術の向上、信頼できる検査機関の認証などを通じた世界規模での種子品質のレベルアップであり、欧州はもとより日本も含め80カ国以上の試験所が参加しています。
タキイの種子は、海外でもその優秀性が認められ、年々販売が増えております。そこで海外のお客様からのご用命に沿うべく、2005年に発芽検査部門がISTA認証を取得し、国内外から信頼性の高い検査所として認められました。
現在、発芽検査のほか、異なる種類の種子が混じっていないかを確認する純潔検査、それに種子含水率検査とサンプリング技術で認証をいただいております。

純度検査

・栽培検査

青果栽培を行い、販売する種子の品種に間違いがないかを確認しています。種子のロット毎の揃い性や草勢、熟期等の品種特性を調査、並びに形質の異なる植物体の混入がないかを確認し、純度を保証しています。

・遺伝純度検査

種子のDNAを調査し、販売する種子が両親の特性を併せ持っているかを確認しています。青果栽培検査による外見判断が難しいものに関しても、遺伝上のわずかな違いを捉えることが可能です。

発芽検査

シャーレ上で正常に発芽できる種子をカウントし、最適環境下での発芽勢・発芽率を確認しています。また、タキイ独自の検査に加え、国際種子検査協会(ISTA)の認証を取得していることで、海外の取引先からの高品質に対する要望にも迅速に対応可能です。

成苗検査

人工気象室でセルトレイを用いて育苗し、健全に生育する苗の割合を確認しています。苗の子葉・胚軸・本葉のいずれかに異常があると、その後の正常な生育は見込めないと判断します。シャーレを用いた発芽検査と合わせて販売種子の発芽能力を正確に見極めます。

病理検査

種子に付着する病原体の有無を確認しています。病原体はかび、細菌、ウイルス、ウイロイド等様々であり、国際種子検査協会(ISTA)が採用している検査法を基本に、それぞれの病原体に対して最適な検査手法を取り入れ、種子伝染性病害への厳しい管理体制を整えています。