品質へのこだわり

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生産/種子生産

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国内外で種子生産地の充実により、タネの安定供給を実現

研究農場で開発された新しい品種はもちろんのこと、既存品種についても、販売に必要な種子量を確保するために種子の生産が必要です。種子は工場で生産できるものではありませんので、一般の農作物と同様に畑に作付けを行い増産します。

現在、種子生産は国内および海外の採種農家や採種会社に委託する形で行われています。国内では採種農家が減少していることに加え、最近では天候不順などにより安定供給ができないことがあります。そこで、それぞれの作物に適した気候を持つ海外の地域も利用して種子生産を行っています。また、季節が反対である北半球と南半球の双方に採種地を持つことで、1年を通じた種子生産とリスクの分散が可能となり、より安定した種子の供給ができるようになりました。

現在の市場では、短期間でほぼ100%の割合で発芽するなど、高い品質の種子が求められてきています。そのような高品質種子を生産するためには、作物の特性を熟知し、生育状態を見極めながら、一つ一つの品種に最も適した肥料や水などの管理を行っていくことが大切です。また、技術の向上に努める優秀な農家や委託会社を選ぶことも大切です。

種子生産は短くても6ヶ月、長いものでは約2年をかけて栽培し採種を行います。その生産過程を確実なものにするため、各品種に最も適したタネまき時期の設定から育苗、栽培管理、交配、種子の収穫、種子の精選に至るまで、担当社員が世界中を駆け回り綿密な技術指導を実施しています。各地の農家や委託会社と協力しながら、みなさまのお手元に高品質種子を安定供給できるように、地道な努力を続けています。