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2008.02.29
タキイ種苗がデンマーク草花種子会社・グローバルフラワーズ社を買収(グローバルフラワーズ社株式を100%取得)
タキイ種苗株式会社(本社 京都市 社長 瀧井傳一)とグローバルフラワーズ株式会社(デンマーク)は29日、タキイがグローバルフラワーズ社株式の100%を取得して、買収することに合意しました。
グローバルフラワーズ社(1996年設立)は、世界市場を対象として営利農家向けの草花育種、種子生産販売を行っています。
今回の合意の金額的な詳細については公表していません。
タキイが海外の草花育種会社を買収するのは、昨年9月にオランダのK.サヒン・ザーデン株式会社を買収して以来2社目となります。グローバルフラワーズ社の買収により、タキイは草花種子業界において育種と販売のさらなる強化を図っていきます。

瀧井傳一社長(タキイ種苗株式会社代表取締役)のコメント
「タキイグループの一員として、グローバルフラワーズ社が加わることは、両社にとって多方面にわたり有益であると確信しています。
グローバルフラワーズ社の育成品目と育種プログラムが加わることにより、タキイの扱い品目数と品種レベルはさらに向上し、世界各国の営利農家や園芸愛好家の期待に広くお応えできる内容となります。タキイ、サヒン社、そして今回のグローバルフラワーズ社の3社間の連携による相乗効果により、お得意先や末端消費者の皆様に対するサービスをさらに強化してまいります」

ビリー・クリスチャンセン社長(グローバルフラワーズ株式会社社長)のコメント
「グローバルフラワーズ社が持つ、多くの品質の高い育成品種はタキイの財務的、技術的基盤の強化を促し、また世界をリードする種子会社としてタキイの地位を強固なものにするでしょう」

[タキイ種苗の概要]
1835年創業のタキイ種苗株式会社(www.takii.co.jp)は、野菜と草花の育種・生産・販売を専門とする会社である。タキイは世界の野菜種子市場においてトマト、人参、キャベツ、白菜、大根、玉葱、その他多くの品目で高いシェアを維持している。また草花ではヒマワリ、パンジー、撫子、百日草、葉牡丹などが全世界で使用されている。タキイは100名以上の育種・研究スタッフと、日本国内6カ所に研究農場を保有。海外拠点としてアメリカ、ブラジル、チリ、インド、タイ、インドネシア、中国、韓国があり、欧州での拠点はオランダにタキイヨーロッパB.V.と昨年9月に買収したサヒン社、フランスにタキイフランスS.A.がある。

[グローバルフラワーズ社の概要]
グローバルフラワーズ株式会社(www.global-flowers.com)は、ソレン・ビッド氏、イエンス・トフテ氏、ヘニン・ジョンセン氏、ビリー・クリスチャンセン氏の4人によって1996年に創立された。同社は営利農家向け鉢物、花壇物、切花用に、高品質な草花品種を育種、販売している。主要品目はベゴニア・センパフローレンス、ガーベラ、ユーストマ、プリムラである。グローバルフラワーズ社は世界60カ国以上に草花種子を販売しており、従業員数は37名(2007年)である。