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2020.06.24

2020年度 新品種
根こぶ病と黒腐病に複合耐病性
形状安定で玉ぞろいのよい寒玉系中早生種

キャベツ「BCRビーシーアール龍月りゅうげつ」を新発売

タキイ種苗は、根こぶ病と黒腐病に複合耐病性をもつ中早生種の寒玉キャベツ『BCR龍月』の種子を生産者向けに販売します。

「ゲリラ豪雨」「スーパー台風」という言葉に代表される近年の異常気象のなか、高温・多湿条件で発生するキャベツの難防除病害である“黒腐病”や“根こぶ病”が年を追うごとに問題化しています。

こうした状況下でも安心して生産できるキャベツの育成に取り組み、「耐病性の強化」「耐倒伏性」を育種目標に進めてまいりました。

『BCR龍月』は、黒腐病抵抗性(BR)と根こぶ病抵抗性(CR)を一つの品種に両立させるという育種上困難な課題を克服し、これまでにない高度なレベルで兼ね備えた品種です。栽培面では、倒伏にも強く、密植適性も備え、収量性も現行品種と遜色のないレベルに到達しています。

寒玉系中早生種のキャベツ『BCR龍月』

品種特性

  • 根こぶ病と黒腐病に強い耐病性をもつ
    キャベツの難防除病害で、秋どり作型で最も問題となる根こぶ病と黒腐病の両方に高度な耐病性を示す画期的な品種です。
  • 収穫・箱詰め作業が容易
    密植栽培でも玉のそろいがよく、収穫作業性にすぐれます。玉の形状が扁円球に安定するため、箱詰め作業も容易です。
  • 倒伏しにくく多収
    生育後半まで根張りが持続し、茎も短いので倒伏しにくい特長を持っています。玉尻からの腐敗が少なくなることで、収量も上がります。

根こぶ病耐病

「BCR龍月」黒腐病耐病性

価格

品種名 量目 希望小売価格(税込み)
BCR龍月 2000粒 5,500円
ペレット L5千粒 17,820円

適期表