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2022.11.30

2022年度 新品種
耐暑性と抜群のつるもちで多収の複合耐病性品種
キュウリ『Vシュート』の種子を新発売

タキイ種苗は、耐暑性と抜群のつるもちで多収の複合耐病性キュウリ『Xシュート』を新発売します。

夏秋露地のキュウリ産地では、近年の気象変動で夏の作柄が不安定になり、以前のように長期間の安定生産や収穫量の確保が難しくなってきています。また露地栽培は、天候と害虫の影響を直接受けるため、病害虫の発生リスクは高く、薬剤散布による防除が欠かせないのが現状です。
ゲリラ豪雨、記録的猛暑、台風が頻発する環境変化の中でも「栽培後半まで草勢が安定」「うどんこ病、べと病、モザイク病(ZYMV)に加え、褐斑(かっぱん)病、黒星(くろぼし)病、モザイク病(PRSV)にも耐病性」の品種開発を進めてきました。
今回、新発売する『Xシュート』は、過去の試作で収量性、秀品性、耐病性、省力性、栽培安定性においてすぐれた特性を確認し、東北をはじめとする夏秋露地の産地で導入が進み、期待が高まっています。

品種特性

  • ●褐斑病、黒星病、モザイク病(PRSV)にも強い複合耐病性
    従来の「Xシリーズ」の耐病性、うどんこ病、べと病、ウイルスによるモザイク病(ZYMV)に加えて、褐斑病、黒星病、モザイク病(PRSV)に複合耐病性です。
  • ●秀品率が高く、果長が安定
    果皮は濃緑で、果実の長さは21〜22cm前後でよくそろい、短果になりにくく、栽培後半まで出荷規格の長さを維持できます。
  • ●安定した草勢で長期間栽培可能
    葉は濃緑色で側枝も太く、栽培後半まで草勢が維持できます。
    主枝雌(め)花率は40%程度(4〜5月播種)で日々の収穫量の山谷が少なく、栽培後半までスタミナが持続し多収が期待できます。
  • ●葉が立性の省力草姿
    葉の大きさは中程度で、『Vアーチ』『Vシャイン』よりもやや大きめです。葉柄は立性なので、収穫作業で果実を容易に見つけることができます。
キュウリ『Vシュート』
キュウリ『Vシュート』

価格

品種名 量目 希望小売価格(税込み)
Vシュート 350粒 11,550円

※価格は、リリース配信時(2022年11月)の税込価格です。

適期表

適期表