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2024.09.17
2024年度 新品種
根こぶ病に高い耐病性をもち収穫適期幅の広い新シリーズ!
ハクサイ『黄づつみ78・90・95』を新発表
タキイ種苗は、根こぶ病に高い耐病性をもち収穫適期幅の広い新ラインナップとしてハクサイ『黄づつみ78』『黄づつみ90』『黄づつみ95』を発表しました。
近年の気候変動の影響により、ハクサイ秋冬どり作型では、「病虫害」「生理障害」の発生に加え、生育の前進や過剰肥大が起こりやすくなっています。そのため、計画的・安定的な出荷が難しい場面が増えています。このような背景から、収穫適期に達しても過剰肥大しにくく収穫期幅が広いことに加え、各種生理障害の発生が少なく、重要病害である根こぶ病に対して高い耐病性を持つ品種を目標に開発を進めました。そして、この度『黄づつみ78』『黄づつみ90』『黄づつみ95』として新発表し、種子の販売を開始しました。
■『黄づつみ78』
■品種特性
- ●黄化病、根こぶ病複合耐病性
黄化病と根こぶ病に対して高い耐病性(根こぶ病は「きらぼし」シリーズ以上)をもつ中早生種です。黒斑細菌病などの細菌性病害にも比較的強いです。 - ●生理障害の発生が少ない
球内色は濃黄色の黄芯系です。根張りが安定し芯割れ症、ゴマ症をはじめ各種生理障害の発生が少なく品質が安定します。 - ●形状が安定し在圃性にすぐれる
玉は砲弾形によくそろい、形状が崩れにくく安定するため収穫適期幅が広いです。晩秋どりでも外葉の退色や凍霜害の発生が少なく在圃性が高いです。 - ●草姿立性でよくそろう
草姿立性で追肥・薬剤散布作業が容易です。生育がそろいやすく作業遅れや取り残しが発生しにくいです。
■適期表
■『黄づつみ90』『黄づつみ95』
■品種特性
- ●耐寒性・晩抽性・在圃性にすぐれる
耐寒性が強く、厳寒期に濃緑色の新鮮球を収穫できる中晩生種(『黄づつみ90』)と晩生種(『黄づつみ95』)。晩抽性にすぐれ、形状が乱れにくいため在圃性が高いことが特徴です。 - ●根こぶ病に強い
根こぶ病に対し耐病性従来品種(「きらぼし」シリーズ)より強い耐病性をもちます。 - ●生理障害の発生が少ない
芯割れ症、ゴマ症など各種生理障害の発生が少なく品質が安定します。 - ●草姿立性で管理作業が容易
外葉は強健で立性のため、追肥・薬剤散布・結束作業が容易です。
■適期表
『黄づつみ90』(中晩生種)
『黄づつみ95』(晩生種)
■価格
品種名 | 量目 | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|
黄づつみ78 | L5千粒 | ¥16,720 |
黄づつみ90 | ||
黄づつみ95 | ||
※価格は、リリース配信時(2024年9月)の税込価格です。