夢舞台ユメブタイ

●低温肥大性・栽培適応性にすぐれる
萎黄病に対する耐病性が強く、低温下でも草勢が強く旺盛に生育するので、低温期の収穫に適応性が高い寒玉中晩生種。
●外葉強健・濃緑色で玉肥大にすぐれる
草姿は中立性で株張りは比較的大きい。外葉は濃緑色でやや大きく、低温期の玉の肥大性にすぐれる。
●鮮濃緑色・甲高扁円球で品質良好
玉はツヤのある鮮濃緑色。甲高扁円球で形状安定性にすぐれる。球内色も黄色味が強く、葉質はやわらかく甘味が強いので食味がよい。
●晩抽性にすぐれ収穫適期幅広い
低温結球性と肥大性にすぐれ、裂球は遅い。特に晩抽性にすぐれ、芯伸びが遅いため形状の乱れが遅く、暖地の厳寒期収穫に適する。

●早まきや急激な肥効を避け追肥型の肥培管理を
草勢が強く吸肥力が強いので、大株・大玉になりやすい早まき栽培は避ける。元肥を控えた肥培管理を行うこと。追肥も3回程度に分施して収穫期まで安定した肥効を保つ。
●密植で適サイズを収穫する
強勢だが、密植しても玉の肥大・玉ぞろいともによいので、栽植株数は畝幅120cm、株間33cmの2条植えで、10a当たり5、200株を標準とした密植栽培が適する。
●病害対策
雨の多い秋季や台風の後など、根が傷んだ場合に発生が懸念される黒腐病や菌核病に対しては、適宜薬散を行ない防除に努める。
●「彩音」と組合せた良質寒玉長期どり
品質と耐病性にすぐれた「彩音」の12月、3月どりと組合せ、暖地で1〜2月の厳寒期どりをねらうことにより、品質のよい寒玉キャベツが長期間収穫できる。

※育ち遅れの弱い苗は定植しないこと。