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つや風ツヤカゼ

タキイ交配ダイコン

晩抽で低温肥大性にすぐれ、そろい良好!

適作型

特長

●晩抽で低温肥大性にすぐれる
抽苔は「藤風」より数日遅く、しかも低温下での伸長性、肥大性は「藤風」よりすぐれる。したがって、1月下旬〜3月まきのトンネル栽培、および冷涼地の5月まきに好適。
●そろいがよく、秀品率が高い
2月上旬まきのトンネル栽培では根長38cm、根径8cm程度によくそろい、青首は淡緑で美しく、肌のテリ、ツヤは良好。肉質は緻密でス入りも遅く、市場性が高い。
●病気に強く、作りやすい
萎黄病などの病害に強く、吸肥力が安定しているので、土壌適応性が広く作りやすい。

栽培の要点

●「藤風」との使い分け
本種は「藤風」より抽苔が安定し、低温下での伸長性、肥大性にすぐれている特長を生かして、トンネル栽培、冷涼地マルチ栽培とも「藤風」の作型の前半部分を中心に使用する。
●無理な早まきは避ける
抽苔や低温伸長性は「藤風」よりすぐれるが、年内まきでは短根になりやすいため、無理な早まきは避ける。
●高温期の栽培には不向き
生育後半が高温すぎると肥大が鈍り、尻の肉付きも悪くなるので、まき遅れは禁物。本種の低温肥大性を生かすためにも、適期まきで順調に生育をすすめ、早どりをねらうことが得策。