特長 他の品種と特性比較する 辛みが強く薬味用に適する小型丸ダイコン。適期栽培では播種後60日程度で収穫でき、根長7cm、根径8cm程度によくそろう。株間を調節することで根径5cm程度での収穫も可能。葉はやや大きめだが、根部の形状はなだらかな円すい形のため、尻部の裂根が少なく作りやすい。
栽培の要点 ●保水、排水性のよい土づくり栽培期間中に乾燥、過湿を繰り返すような条件にあうとス入り、裂根が発生する恐れがある。良品生産のためには堆肥等の有機物を施用し、保水、排水性のよい土づくりを行うことが重要となる。●高温期の栽培には不向き高温条件では葉の生育が勝り、肝心の根の肥大、尻の肉付きが悪くなるので無理な早まきは避ける。また、萎黄病等の土壌病害に耐病性を持たないので栽培場所には注意が必要。●春まきは施肥量を控える本種の抽苔性は「耐病総太り」程度のため、一般地の4月下旬まきが可能。ただし葉の生育が旺盛なため、秋まきに比べて根部形状が乱れやすく、秋まきより施肥量を控えめとした栽培が必要となる。