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桜風サクラカゼ

タキイ交配ダイコン

晩抽で太りが早い!青首の美しい総太り!

適作型

特長

●極晩抽で低温肥大性がすぐれる
抽苔が極めて遅く、低温下の栽培においても根の伸びと太りがよい。11月〜2月中旬まきのハウス・トンネル栽培に好適する。
●すぐれた品質
青首が鮮やかで、ひげ根の発生が少なく、肌のテリ・ツヤがよい。肉質は緻密でス入りも遅く、市場性が高い。
●太りが早く、そろいがよい
12月まきのトンネル栽培では、根長36cm、根径8cm程度となり、尻づまりのよい総太り型によくそろう。

栽培の要点

●乾燥に注意し、初期生育を順調に
抽苔は安定して遅いが、栽培が長期にわたる年内まきでは、ハウス・トンネル内の保温・保湿に努める。極端な乾燥は、根の肥大が遅れるばかりでなく、ひげ根の発生や耐寒性の低下につながるため注意する。不織布などによるベタ掛けは、保温・保湿の効果が高く、初期生育の促進に有効。
●ハウス・トンネル換気
年内まき栽培では、肥大がすすみ始める生育中期からハウス・トンネルの換気を行い、蒸し込み過ぎによる葉の過繁茂を避ける。特に早どりをねらった栽培では、極端な密植は葉勝ちになり、かえって肥大を遅らせることになるため、適切な株間で生育を促す。
●高温期の栽培には不向き
収穫期が高温になる高冷地の夏どり栽培では、耐暑性がやや劣るため黒芯症の発生の恐れもあるので栽培は控えること。