栽培の要点
●育苗
ハウス栽培と早まきのトンネル栽培では育苗が必要。ペーパーポットを用い、床温を20〜25℃に保つと播種後6日で発芽がそろう。徒長を防ぐため、発芽後は夜温を12℃に下げる。
定植は播種後20〜25日で、本葉の出始めから1.5枚までに行うとよい。定植が遅れると根傷みが生じ、収量低下の原因になる。
●直播
1カ所に種子を3〜4粒まき、発芽後2本に間引く。トンネル栽培やマルチ栽培では早めの準備で地温を確保し、一斉発芽をねらう。
●元肥
10a当たり堆肥1、500kg、苦土石灰150kg、チッソ、リン酸、カリはそれぞれ成分量で、5〜8kg、7〜10kg、10〜14kgが基準。
●栽植密度
ハウス栽培では畝幅150〜180cmの3条植え、株間12〜15cmの1穴1株立ちとする。トンネル栽培では畝幅120〜150cmの2条植え、株間15〜20cmの1穴1株立ちとする。露地栽培は、マルチを使用する場合は畝幅90〜100cmの2条植え、使用しない場合では畝幅45〜50cmの1条植えとし、それぞれ株間20〜30cmの1穴2株立ちとする。
●温度
ハウス栽培では、生育期間中の最低温度が15℃以上、開花期には20℃を保つように管理する。トンネル栽培では、定植直後は蒸し込んで最低夜温の確保に努める。また、日中の最高気温は30℃を超えないように早めの換気を行う。
●潅水
根は浅根性なので乾燥には注意し、特に開花期から着莢時期は適当な潅水を行う。