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タキイ育成レタス

初夏〜秋どりに幅広く適応!
変形球が少ない晩抽早生種!

適作型

特長

●幅広い適応性を持つ晩抽早生種
カルマー×エンパイアの交雑後代で、葉形はカルマー系に近似する。従来の品種に見られない順応性があり、初夏どりから秋どりまで幅広く適応する晩抽の早生品種。
●変形球の発生が少ない
草勢はややおとなしい。気温による玉の変形が少なく、高温期栽培の過剰生育によるタコ足球や、上昇気温下栽培で見られるスパイラル球の発生ともに少ない。
●玉はつやのある扁円球
玉はつやのある扁円球で、包被性にすぐれ、高温干ばつ時の結球性および玉の形状安定性はきわめて高い。また、球尻は中肋の張りが少なく、滑らかでまとまりがよい。葉肉は厚く日もち性にすぐれ、球葉は多汁で甘みがあり、食味は特にすぐれる。

栽培の要点

●肥培管理
栽培条件の異なる幅広い時期での作付けが可能であるが、この適応能力を最大限に生かすためには、作付時期に応じた肥培管理が大切。
例えば、草勢のおとなしい小玉サリナス系品種を使用している作型では、従来の施肥量より1〜2割程度の減肥を目安とし、草勢が旺盛なエンパイア系品種などを使用している作型では、1〜2割程度の増肥が適当。
●高温期の栽培はスムーズに
晩抽程度は純粋なエンパイア系品種に比べるとやや早いが、高温期では結球性にすぐれる点を生かして抽苔を回避する。そのため播種後から順調な初期生育を促し、収穫までスムーズに生育させることがポイント。
●病害虫の早期防除
病害に対しては、従来の品種と同様に初期から計画的・予防的に薬剤散布を行い、早期防除に努める。