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甘とう美人アマトウビジン

タキイ交配トウガラシ

秀品率が高く多収!食味最高級の甘長!

適作型

特長

●そろいがよいF1甘長トウガラシで、果実はやや大きい。曲がり果の発生が少なくて秀品率が高い。
●果肉の厚さは中程度で、肉質がやわらかく、風味・食味にすぐれる。辛味果の発生は比較的少ない。
●万願寺とうがらしより低温着果性と肥大性にすぐれ、低温時期の栽培にも適する。
●草姿は中開。草勢は強めで、分枝の発生がやや多く、多収となる。

栽培の要点

育苗
●発芽までは地温25〜30℃を保ち、乾燥させないこと。
●がっちりした苗に仕上げるため、できれば2回移植し、根の老化を防ぐ。
●育苗温度は、苗の生育に応じて夜温を約18℃から14℃に徐々に下げ、定植前には12℃で管理して畑の条件にならしておく。
本圃の管理
●定植苗 極端な若苗定植は過繁茂になりやすく、逆に老化苗では活着不良となりやすい。したがって1番花開花直前苗の定植が望ましい。
●施肥 元肥は10a当たり、チッソ成分量で20kg前後が目安。追肥は1番果収穫時から始め、1回当たりのチッソ成分量を3kg程度とし、10〜14日間隔で施す。
●誘引・整枝 第1次分枝より下のわき芽はすべて取り除き、第2次分枝の4本を主枝とする。ハウス栽培では、側枝は3〜4節で摘芯し、株全体への光線透過を図る。トンネル栽培や露地栽培の場合は、収穫初期は第1次分枝より上を放任とするが、収穫中盤以降は込み合ったふところ枝や徒長枝を間引くように取り除く。
●収穫 果長約15cmのころが収穫適期。大果で収穫すると草勢低下が早まって減収となり、奇形果や辛味果などの発生にもつながる。株の負担を軽減し、長期にわたり草勢を維持することが、良品多収のポイント。