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信州大そばシンシュウオオソバ

ソバ

播種後3カ月で大粒多収!耐霜性で倒れない!

適作型

特長

  • 信州大学農学部の氏原暉男氏が育成し、農林水産省に品種登録された栽培容易な多収穫品種。
  • 種実が大きく(1000粒重は約50g)、増収性にすぐれている。
  • 吸肥力が強くて大型の草状となり、茎も太くて倒伏しにくい。
  • 霜に対して強いため、収穫期に幅を持てるので、労働力の配分上も有利。
  • 播種期の目安は冷涼地:7月中旬〜8月上旬、中間地・暖地:8月中下旬(栽培地の条件に応じた時期に播種すること)。

栽培の要点

  • ソバは水に弱い作物なので、水田転換畑など土壌水分の多いところでの作付けは避ける。
  • 肥料はチッソ分の少ないものを少量施し、前作によっては無肥料でもよい。
  • それぞれの地方で、従来の慣行品種より5〜10日ほど早く播種すること。
  • 10a当たりの播種量は早まきで4kg、遅まきで5kgが標準。
  • 大粒に稔実するため、早刈りは絶対にしないこと。霜害にも強いので、1〜2霜後、種実が全体の70〜80%黒くなった播種後85〜90日が刈取適期。
  • 簡単には脱粒しないので、十分に畑で実らせてから収穫し、機械を利用して脱粒するか、刈り取り後になお後熟させると完熟した種実が得られる。