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タキイ育成レタス

農林水産省登録品種(品種名:TLE419)

低温期の玉肥大と結球性にすぐれる!形状のよい厳寒期どりサリナスタイプ!

適作型

特長

●肥大・形状安定性抜群の厳寒期どり種
草勢は極めて旺盛で低温期の玉肥大が特にすぐれる。従来、玉肥大のよい品種は形状が乱れやすい傾向にあったが、本種は形状の安定性が高く、厳寒期どりで大玉生産と秀品率向上の両立を望む栽培に適する。
●バランスのよい結球性と耐寒性
結球性と耐寒性にすぐれ、トンネル栽培では場所による収穫期の差が生じにくく、効率的な収穫が可能。また、ベタがけ被覆栽培では、寒さによる結球の遅れや傷みの発生が少ない。
●玉は濃緑色の豊円球
玉は包皮性と球尻のまとまりがよい濃緑の豊円球でボリューム感にすぐれる。球葉は肉厚で歯切れがよい。
●栽培性にすぐれる
強健な生育で冬季の被覆栽培に発生が多い菌核病や灰色かび病などの病害にも強いので、安心して栽培できる。

栽培の要点

●トンネル被覆開始は遅めに
草勢旺盛な品種なので、ビニール被覆開始は平均気温8℃前後の時期を目安とする。結球初期〜中期は特に換気に留意し、草勢が強くなりすぎないようにする。
●活着をスムーズに
厳寒期どりは気温の下降により生育が緩慢になるため、活着から外葉形成をスムーズに進めることが大切。若苗定植を心掛けるとともに、定植後は必ず潅水を行い、活着と根張りを順調に促す。
●病害の早期防除
病害防除には、結球初期の発生前予防散布で病害侵入を未然に防ぐ。
べと病は多湿条件で発生するので、育苗ハウスやトンネルの換気を実施し湿度を下げる。特に被覆前の11〜12月上旬に降雨が続く場合は、土壌水分が多い状態で被覆され、トンネル内の湿度が高くなりやすいので要注意。