CATALOG野菜品種カタログ

シーカーシーカー

タキイ育成レタス

農林水産省登録品種(品種名:タフオラ0566)

根腐病レース2に強い!肥大と形状のよい晩抽サリナスタイプ!

適作型

特長

●肥大のよい夏秋どり晩抽種
夏秋どり品種の中では草勢旺盛で玉肥大がよい。結球スピードが緩やかで過剰に生育しにくく、秀品率が極めてすぐれる晩抽中早生種。冷涼地の初夏〜夏秋どりや中間・暖地の初秋・晩春どりの栽培に適する。
●玉は濃緑の扁円球
玉は包皮性にすぐれた濃緑の扁円球。球尻は滑らかで葉柄の幅が広く、タコ足球の発生が少ない。切り口が特に小さく、球尻形状に極めてすぐれる。
●生理障害の発生が少ない
生育が緩やかで晩抽系品種に多く見られるチップバーンの発生が少ない。また、乳管破裂症の発生も少なく安心して栽培できる。
●根腐病レース2に強い
本種はフザリウム菌による根腐病レース2に対して耐病性を示し、根腐病レース2発生圃場での秀品率向上を目指す栽培が可能。

栽培の要点

●肥培管理
本種は多肥栽培向き品種(ランサーや極早生シスコなど)と、少肥栽培向き品種(エンパイア系など)の中間程度の施肥量が適する。また、生育期間がやや長い品種なので、後半の肥切れに注意が必要。完熟堆肥を投入し、生育期間全般を通じて肥効が穏やかに進むよう圃場づくりを心掛ける。
●高温・干ばつに注意
高温期の土壌水分不足は結球に必要な葉の伸長が抑制され、結球の遅れやばらつき、不結球などを引き起こす。高温期で干ばつが予想される作型は潅水設備のある圃場で作付けし、干ばつ時には必ず潅水を行う。特に結球始めの前後1週間が効果的な潅水のタイミング。
●病害の早期防除
良球の生産には適正な外葉の確保が重要。梅雨・夕立・秋雨などは細菌性の病害が発生しやすい環境なので予防的な薬剤散布を心掛ける。
特に外葉形成期〜結球初期までは病害防除の大切な時期に当たり、銅剤を中心とした予防散布で病害侵入を未然に防ぐ。