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菜々音ナナネ

タキイ交配コマツナ

濃緑で白さび病に強い、春〜夏まきでじっくり生育する中生種!

適作型

特長

●濃緑でカッピングが少なく荷姿良好
葉色は濃緑で、梅雨や秋雨などの少日照期でも濃く仕上がり、収穫後も色抜けしにくい。
葉肉が厚く高温乾燥下でもカッピングしにくいため、美しい荷姿で、市場性と店もち性にすぐれる。
●白さび病、萎黄病耐病性
白さび病および萎黄病に対して強い耐病性をもつ。
●株張りと在圃性にすぐれる
高温期でもじっくりと生育し、葉柄が間延びしにくく株張りよく仕上がる。収穫期幅が広く在圃性が高いため、夏季を中心とした春〜秋どりですぐれた特性を発揮する。
●作業性がよい
草姿は立性で葉柄がしなやかなため、収穫時の葉の絡みや折れが少ない。下葉が取りやすく、収穫調製作業が容易で、FG袋詰めもスムーズ。

栽培の要点

●低温期は施設栽培
低温期の露地栽培では生育が緩慢となり、株が太くなりすぎて荷姿が悪くなるため、必ずハウスやトンネルなどの施設栽培で温度を確保する。また、厳寒期冬どりでは葉が開き生育が停滞するため、作付けを避ける。
●十分な株間で軟弱徒長を避ける
多雨や曇天続きの作型や高温期では、5cm以上の十分な株間をとり、過湿にならないように注意して、軟弱徒長を防ぎ株張りを確保する。
●病害防除
白さび病、萎黄病には強い耐病性をもつが、べと病や炭そ病などには防除が必要。発病が予想される圃場や作型では、雨よけと適切な換気を行い、薬剤散布などを併用し防除する。