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タキイ交配ダイコン

抽苔が極めて遅く低温伸長性にすぐれた淡緑首の春ダイコン!

適作型

特長

●晩抽で低温伸長性にすぐれる
抽苔は「つや風」より遅く、低温下での伸長性もすぐれるため、1〜2月まきのトンネル栽培および高冷地の3〜4月まきのマルチ栽培に好適する。
●病気に強く作りやすい
萎黄病などの病害に強く、吸肥力が安定しているので、土壌適応性が広く作りやすい。
●淡緑首で業務加工用にも適する
2月まきのトンネル栽培で、根長38cm、根径7.5cm程度によくそろう。肉質は緻密でス入りも遅く、首色は淡緑で肌のツヤもよく、青果だけでなく業務・加工用にも適する。

栽培の要点

●「つや風」との使い分け
本種は「つや風」よりさらに抽苔が安定して、低温下での伸長性がすぐれているので、「つや風」の作型の前半部分を中心に使用する。
●高温期の栽培には不向き
高温条件では肥大が鈍り、尻の肉付きが悪くなるので、本種の低温伸長性を生かした早まきに徹することが得策。
●ベタがけ資材の利用
抽苔や低温伸長性は「つや風」よりすぐれるが、露地マルチ栽培では生育初期に不織布などのベタがけ資材を利用し、よりスムーズな生育を心掛ける。
●無理な早まきは避ける
抽苔や低温伸長性は「つや風」よりすぐれるが、年内まきでは短根になりやすいので無理な早まきは避ける。
●萎黄病激発圃場での栽培は避ける
本種は萎黄病の耐病性を有するが激発圃場では発生の危険性がある。