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京かなでキョウカナデ

タキイ交配ミズナ

収穫・調製作業が容易で在圃性にすぐれる春〜秋用早生ミズナ

適作型

特長

●収穫作業がはかどる
株元のまとまりがよく、軸しなやかで折れにくいため、収穫・調製作業が容易。
●節間伸長の発生が少ない
高温期に問題になる節間伸長の発生が少なく、夏季でも歩どまりが高い。
●収穫期の幅が広い
生育はじっくりで、春〜秋どりに適し、収穫適期幅が広い。
●晩抽性にすぐれる
晩抽性にすぐれ、春どりの栽培でも抽苔の危険が少ない。

栽培の要点

●発芽をそろえる
発芽するまでは適宜潅水を行い、乾燥や過湿を避け、適湿な土壌条件を保つ。覆土は一定の深さになるように注意し、均一な発芽を促す。
●播種期にあわせた株間の調整
条間15〜20cm、株間5〜15cmを基本とするが、気温が高い時期の栽培では、徒長気味の生育になりやすいため、株間を広くとり、ゆっくり生育させるよう心掛ける。
●抽苔に注意
一般の早生ミズナに比べ晩抽だが、早春のハウス栽培では抽苔の危険があるので、地域による播種期を厳守する。
●高温期の栽培管理
気温の高い盛夏期では、遮光用資材や寒冷紗を利用し、地温を下げる工夫を行う。梅雨明けなど急激に気温の上昇する時期は、日中の気温上昇前に少量の潅水を実施し、地温・葉面の温度低下を図る。
●土壌病害の予防
萎黄病の発生が懸念される圃場での作付けは避け、土壌病害予防のため定期的に土壌消毒を行うことが望ましい。