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秋の翼アキノツバサ

タキイ交配ダイコン

肥大性にすぐれ、食味のよい秋どりダイコン!

適作型

特長

●肥大がよく栽培容易
本種は肥大性にすぐれ、ス入りの発生が遅い。また、裂根も発生しにくく安心して栽培できる。
●そろいがよく、秀品率が高い
9月上旬まき栽培では、播種後約60日で根長38cm、根径8cm程度によくそろう。抽根部が短めであるため、曲がり根の発生が少なく、形状が安定し秀品率が高い。
●品質がよい
根部は比較的薄い首色で、肌が美しく市場性が高い。肉質は緻密で煮物にすると特にやわらかく甘みがある。
●業務加工向けにも適する
肉質は収穫サイズが大きくなっても比較的かたいため、生食だけでなく刺身のつまや漬物、おろしなどの業務加工用にも適する。

栽培の要点

●適期播種を心掛ける
高温期の栽培では草勢が強くなり、根形が乱れるので無理な早まきはしない。一方で播種が遅くなりすぎると、短根になりやすいため、適期播種を心掛ける。
●施肥量
生育後半に肥効が弱いと肥大が鈍くなり、茎葉病害の発生にもつながるため、肥料が切れない施肥設計とする。元肥を主体とするが、生育、播種時期に応じて最終間引き直後に追肥を行う。
●保水、排水性のよい土づくり
極端な過湿条件下では円形褐斑病など、肌の障害発生が懸念されるため、排水の悪い圃場では高畝とする。また、堆肥などの有機物を施用し、保水、排水性のよい土づくりを行うことが良品を生産する上で重要となる。
●萎黄病激発圃場は避ける
本種は萎黄病の耐病性を有するが、中程度の耐病性のため、激発圃場での栽培は行わない。