CATALOG野菜品種カタログ

ビックガイビックガイ

タキイ育成レタス

農林水産省登録品種(品種名:TLE495)

ビッグベイン病に強く、玉肥大のよい冬〜厳寒期どりサリナスタイプ!

適作型

特長

●ビッグベイン病に強く、玉肥大良好
草勢は旺盛で低温期の玉肥大がよい。高いレベルのビッグベイン耐病性をもつ。
また、玉尻の形状安定性にすぐれ、秀品率は高い。冬〜厳寒期どりにおいて、耐病性・収量性・秀品性を高いレベルで備える。

●低温期の結球性良好
低温期の結球性にすぐれるので、冬どりのトンネル栽培で起こりがちなトンネル内での生育差が生じにくく、効率的な収穫が可能。

●玉は鮮緑色の豊円球
玉は包被性にすぐれた鮮緑の豊円球でボリューム感にすぐれる。玉尻は葉柄の幅が広く、タコ足球の発生が少ない。また、冬どりで問題になる葉先枯れ症の発生も少ないので高品質な生産が可能。

栽培の要点

●トンネル被覆管理
冬どりはトンネル被覆栽培を基本とする。ビニール被覆開始や換気管理のタイミングは、従来のサリナス系中生種の慣行栽培に準じる。

●厳寒期の凍霜害対策
厳寒期の蒸し込みなどで葉がやわらかくできると、急激な冷え込みによって凍霜害の発生懸念があるため極端な密閉栽培は避ける。
また、結球中期以降、玉の大きさがこぶし大になったころからトンネル内に不織布をベタがけすることで凍霜害発生の抑制効果が期待できる。

●病害の早期防除
結球初期までが病害防除の大切な時期。菌核病や灰色かび病などの防除はトンネル被覆前に予防散布を徹底する。
また、べと病は多湿条件で発生するので、育苗ハウスやトンネルの換気を行い湿度を下げる。特に被覆前の11月〜12月上旬に降雨が多い場合は、トンネル内の湿度が高くなりやすいので換気を実施する。