特長
●大玉でよくそろう早生種
肥大性がよく、大玉でよくそろう早生多収種。暖地では4月中旬から、中間地では4月下旬から収穫可能。市場にタマネギが少なく、比較的高値が見込める。
●抽苔や分球が少なく作りやすい
地上部の生育は旺盛で、葉折れは少なく草姿は立性。抽苔や分球が少なく、病害にも比較的強く作りやすい。
●甲高で玉しまりも良好
玉は早生種としては甲高に仕上がり、しまりもよいため、収穫や出荷時の玉傷みが少ない。
●寒さにも強い
冬の寒さに対しても葉傷みが少ないため、中間地でも栽培しやすい。
栽培の要点
●適期播種、適期定植を心掛ける
適期播種、定植を心掛ける。むやみな早まきは葉数が増え、熟期の遅れや病害が発生しやすくなるため避ける。
●早春からの肥効を高める
年内から冬場の生育は抑え気味にして、早春から肥効を高める。マルチ栽培では全量元肥とし、露地栽培では3分の2を元肥で、残りを年明けと2月中旬を目安に2回に分け追肥する。
●早めの病害防除
一般的な早生種に比べ葉は強くかたいものの、ほかの品種同様に早めの病害防除を心掛ける。