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夢いぶきユメイブキ

タキイ交配キャベツ

耐寒・在圃性にすぐれ、黒腐病に強い年内〜年明けどりの寒玉中生種!

適作型

特長

●年内〜年明けの安定出荷可能な中生種
葉肉が厚く、緩やかに生育するため、耐寒性と在圃性にすぐれる。12月〜1月でも寒さ傷みやアントシアンの着色が少なく、品質のよい玉が収穫できる。

●加工・業務用にも適する
低温期の耐寒性・在圃性を生かして長期安定出荷が可能。また、短芯で可食部が多いため歩どまりがよく加工・業務用にも適する。

●倒伏による腐敗が少なく多収
生育後半まで根張りが持続し、収穫適期後も倒伏しにくく収穫作業が容易。倒伏による病気の発生が少なく多収となる。

●黒腐病に強い耐病性
キャベツの栽培で問題となる黒腐病に対し、高度な耐病性を示すほか、萎黄病にも耐病性をもつ。

栽培の要点

●適期播種、定植を心掛ける
本種は低温期の生育が緩慢になるため、年内までに玉の肥大を確保するよう適期播種・定植に努める。

●圃場選定、肥培管理
生育初期からの適切な外葉形成が上作のポイント。そのため肥沃な圃場への作付けを優先する。水分や肥効の抜けやすい圃場では、潅水や追肥を適宜行い、適切な外葉発育を心掛ける。施肥は元肥主力で初期生育を促進し、追肥で生育後半まで安定した肥効を保つ。

●栽植密度
適切な外葉形成と玉肥大を確保できる条間・株間での栽培が大切。極端な密植栽培では熟期が遅れ、肥大不足になる懸念がある。

●病害の防除
短茎のため、土中からの菌核病、株腐病に対しては、十分な防除が必要。また、黒腐病に対しては強い耐病性を示すが、完全な抵抗性ではないので、従来の予防的防除の併用が望ましい。

※育ち遅れの弱い苗は定植しないこと。