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病害情報

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文章執筆:植松清次 写真提供:西村十郎(JN)



 葉に発生し、初め淡い黄色の病斑を生じる。次第に拡大し、中央部から褐変する。診断のポイントは、褐変した部分の裏側に白色の菌叢(かび)が密生していることである。条件により表面にもまばらに生じることがある。しかし、葉の表面、裏面どちらから見てもハダニによる被害のように見える場合があるので、注意が必要である。被害は下葉から上葉へ進行し、激発すると株全体が葉枯れ状態になる。




 露地栽培では春から初夏の多雨時に多発し、施設栽培では春から初夏の低温高湿という条件下で多発する。
 病原菌は糸状菌(かび)の一種で、ブレミア タラクサシー(Bremia taraxaci)というべと病菌(卵菌類に属す)である。葉の裏に菌叢状に見えるのは、葉の内部から気孔を通して盛んに伸び出した分生子柄で、先端が手のひら状になっており、指先状の突起に分生子を形成する。分生子は離れやすく、雨滴や潅水とともに飛び散り、周辺に蔓延する。病原菌の越夏形態は明らかでないが、被害葉とともに土壌中で過ごすと考えられる。やや低温性の病原菌で、15℃前後、多湿の条件下で発生する。セル成形苗(プラグ苗)生産圃場でも、苗の生育が進んで込み合ったころにしばしば発生する。





 施設では過剰の施肥は控え、過繁茂を避ける。また、過湿を避け、換気をよくし、潅水を控える。露地では日当たりのよい場所を圃場として選び、密植をせず、過湿ぎみの場所は高畝にする。
 登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2007/03/01

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写真1(JN)