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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:西村十郎(JN)



 花弁の先端に近い部分に淡褐色で円形または楕円形の斑点を生じる。病斑はやがて拡大、増殖して花弁全面に及ぶ。病斑部から先端がしおれて、ついには褐変枯死する。花冠の外側の花弁から発生して次第に内側の花弁に進展し、腐敗した花弁が垂れ下がって花全体が焼けただれたようになる。




 病原菌は、イテルソニリア パープレクサンス(Itersonilia perplexans)という不完全菌に属する糸状菌(かび)であって、被害植物残渣とともに土壌中で菌糸または分生子の形で越年する。翌年になると、これらの菌糸から分生子が形成され、それが飛散して第一次伝染する。また、病斑上に生じる灰色のかびは本菌の気中菌糸で、そこに多数の分生子が形成され、これが飛散して第二次伝染する。





 耕種的防除は、(1)連作を避けるか、前年の被害植物残渣を集めて焼却する。(2)チッソ質の過用を避けて密植、過繁茂にならないような肥培管理を行う。(3)排水を良好にし、土壌水分が高くならないようにする。(4)発病した葉や花蕾は摘除して焼却する。(5)本病が発病しやすい品種あるいは発生しやすい栽培環境の場合には、できるだけ露地を避け、雨よけ栽培にする。
 登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2007/03/01

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写真1(JN)