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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:西村十郎(JN) ウイルス病校閲:亀谷満朗



 初め葉に淡黄緑色ではっきりとした輪紋斑が現れるのが常だが、灰白色や褐色あるいは黒褐色を呈することもあり、輪紋をつくらずに軽く退色した緑色の斑紋を示す場合もある。茎には縦に細長く黒褐色の壊死斑を生じ、亀裂を生じることもある。葉の奇形や株の萎縮は見られない。




 病原は、トマト黄化えそウイルス(Tomato spotted wilt virus TSWV)で、世界各地で各種の植物に広く発生している。
 伝染源は、発病しているダリアやノゲシ・オニタビラコで、ネギアザミウマやダイズウスイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマなどアザミウマの幼虫が吸汁して体内に取り込んだTSWVはその体内で増殖される。保毒虫は22〜30日間、時には終生ウイルスを保毒するので永続的に伝搬されるが、経卵伝染はしない。





 耕種的防除法は、(1)畑の周りの発病した雑草を除去しておく。(2)圃場内への虫の侵入防止のために、紫外線カットフィルムなどを利用してハウスを被覆する。屋根部分のみに紫外線カットフィルムを使用すればよい。(3)媒介虫を多発させない。(4)伝染源となる被害株は抜いて焼却する。(5)感染した苗を購入しない。ちなみに、ミカンキイロアザミウマの成虫は金竜(黄、ピンク色)などの着色粘着紙に誘引されるので、圃場に数個とりつけておくと発生密度の目安になり、防除の参考となる。
 農薬による防除法は、適用登録された殺虫剤を用いて虫を防除する。輪紋病に対しては登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2007/03/01

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 本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
 病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(JN)