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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)



 初め葉鞘基部などに暗緑色の水浸状で、輪郭が不鮮明な斑紋を生じる。病斑は次第に拡大して紫褐色ないしは暗褐色に変色し、その周縁は水浸状になって健全部との境が不明瞭になり、内部へと軟化腐敗が進行する。花茎や茎にも褐色ないしは黒褐色の、縦に細長くやや凹んだ病斑を生じて腐敗する。多湿時には病斑部に灰色のかびを生じる。




 病原菌は、ボトリチス シネレア(Botrytis cinerea)という不完全菌に属する糸状菌(かび)であって、生育温度は2〜31℃で、15〜27℃でよく生育し、23℃前後が適温である。本病は15℃の低温期から、22〜23℃で湿度が85〜90%以上の条件が続くと激発する。腐生性が強いため、活力のある植物の組織から直接侵入することは少ない。まず弱っている部分や枯れたばかりの部分から侵入した後に、健全な部分を腐敗させる。
 本菌は被害残渣の中でごま粒くらいの菌核を形成して土壌中で越年し、翌年その菌核から生じた分生胞子が飛散して第一次伝染する。褐変腐敗した部分に灰色のかび(分生胞子)を多数形成して、それが飛散して第二次伝染する。





 耕種的防除法は、(1)チッソ質の施用を控え、適正な肥培管理を行って過繁茂を避け、さらに密植しないように管理する。(2)排水不良の畑では、排水を良好にする。(3)ハウスでは日中の換気を十分に行い、多湿にならないように管理する。(4)被害の出た茎や葉などを取り除いて焼却する。被害植物残渣を集めて焼却する。(5)ハウスでは近紫外線をカットするビニールフィルムで被覆する。
 農薬による防除法は、発病初期にむらのないように花き類に適用された薬剤を散布する。



薬剤防除:登録防除薬剤について

データ作成年月日:2006/04/01

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 本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
 病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(JN)


写真2(SY)


写真3(SY)