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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY)



 葉に水浸状で暗褐色の円形病斑を生じ、拡大すると暗紫色〜黒褐色の丸から不整形の病斑になる。葉柄や花梗では水浸状で暗紫色のややくぼんだ斑点を生じ、拡大すると暗紫色〜黒褐色の病斑になって折れやすくなる。条件が整うと、病斑上にサーモンピンクの分生子を生じる。




 病原菌は、コレトトリカム(Colletotorichum sp.)という不完全菌に属する糸状菌(かび)の一種で、被害植物の残渣とともに菌糸あるいは分生子の形で越冬する。翌春に菌糸上に形成された分生子が風雨で飛散して、第一次伝染する。また発病した病斑上に生じた分生子が降雨によって飛散して、第二次伝染する。この分生子は粘性が高いので風だけでは飛散せず、必ず風をともなった雨(あるいは水)によって飛散するので、この病気はハウスなどの施設内ではほとんど発生しない。本菌は殺傷力が強く、葉の表皮細胞を貫通して侵入する。侵入してからは葉の組織から養分を吸収して病斑を形成し、さらにそこに分生子層を形成して分生子を生じる。本病は5月下旬〜11月中旬ごろに多発生する。





 被害茎や葉は摘除して焼却するか、土中深く(1m以上)埋める。チッソ質肥料の多施用を避け、密植や過繁茂にならないように管理する。排水を良好にする。葉の上から潅水しないようにし、降雨時に水滴がはね上がらないように注意する。


データ作成年月日:2007/09/30

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