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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)



 初め、葉に黄ないし赤褐色の小斑点を多数生じ、後に周辺部分が赤褐色で中央部がくぼんだ円形から楕円形の病斑に進展する。多発時には不整形の褐色大型病斑になり、湿潤時には表面に灰褐色の菌叢を生じ、ボトリチス属特有の卵形〜楕円形の分生子が見られる。また、病勢が激しくなると地際の葉鞘部全体が黒褐色となり、腐敗して黒色楕円形の菌核を形成する。花弁では小さな水浸状の病斑を形成し、球茎では水浸状で周りが不明瞭な赤〜黄褐色のやや軟化した病斑を生じる。




 病原菌は、ボトリチス グラディオロウラム(Botrytis gladiolorum)という不完全菌類に属する糸状菌(かび)の一種である。本菌は菌核の形のまま、または被害茎葉とともに土壌に混入して越冬し、翌年それらから分生子が飛散して第一次伝染する。本菌の生育温度は適温20〜23℃、最高32℃、最低4℃で、紫外線によって分生子の形成が促進される。梅雨時や秋の長雨期のような多湿時に発生しやすい。その病斑上に形成される分生子が飛散して第二次伝染する。また、球茎養成栽培では、掘り上げ後の乾燥が不十分であると発病は多くなる。





 連作をしない。畑の排水を良好にする。チッソ質肥料の多施用を避け、密植や過繁茂にならないように管理する。被害株は除去して焼却する。


データ作成年月日:2007/09/30

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写真1(JN)


写真2(SY)


写真3(SY)