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病害情報

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文章執筆:米山伸吾



 生育初期から感染すると、地上部の茎葉の生育が衰えて小型になったり、葉が次第に淡黄色になり晴天の日中には萎れる。感染した株を見ると、その根には大小さまざまのコブが生じ、極端な奇形を呈する。コブはネコブセンチュウによるものよりも大形で、後には褐色に変色して腐敗する。




 病原菌は、土壌中に生息するプラスモディオフォーラ ブラシカエ(Plasmodiophora brassicae)という変形菌類に属する菌の一種で、菌糸を欠き、栄養体が繁殖体になる変形菌で純寄生菌である。本菌は休眠胞子→一次遊走子(根毛感染)→一次変形体→二次遊走子(皮層感染)→二次変形体→休眠胞子、のサイクルを繰り返す。本病は土壌伝染するため、一度発生すると毎年発生し、ついには連作できないほど被害が甚大となる。伝染は被害根とともに土中に残った休眠胞子による。休眠胞子は好適な条件では休眠せずに発芽でき、土壌中で数年間は生存が可能である。また土壌pH6.0以下の酸性土壌で発生しやすく、pH7.2〜7.4以上では発病しにくい。病原菌の生育温度は9〜30℃で、適温は20〜24℃、休眠胞子の発芽温度は18〜25℃である。この病原体は水分を好むので、排水不良の多湿地では被害が大きい。





 被害株は早めに根とともに抜き取り、焼却する。栽培後には被害残渣を土中に混入せず、集めて焼却する。畑の排水を良好にする。


データ作成年月日:2007/09/30

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