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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY)



 葉に直径5〜10mm前後の円形の病斑が現れ、病勢が進展すると円形の病斑が互いに融合して不規則な病斑に拡大する。病斑の周りは褐色で、中央部が灰褐色になり、葉の先端部では多数の病斑が融合して大型の病斑を形成し、灰褐色に枯死することがある。病斑の裏面のところどころ、葉脈の間に小黒粒点(柄子殻)が多数群生する。




 病原菌は、フィロスティクタ アスピディストラエ(Phyllosticta aspidistrae)という不完全菌に属する糸状菌(かび)であって、病斑上に形成された柄子殻(黒色小粒点)の形で被害植物残渣とともに土壌中に残ったり、あるいはそこで新たに柄子殻が形成されたりして、土壌中で越年する。翌年気温が高くなるとそれらの柄子殻が成熟して柄胞子を形成し、降雨があるとそれが噴出して風雨によって飛散し、第一次伝染する。感染した葉の病斑上に形成された柄子殻から飛散する分生子により第二次伝染する。





 耕種的防除法は、(1)連作を避けるか、前年発病した残渣を集めて焼却する。(2)チッソ質の肥料の過用を避けて密植、過繁茂にならないような肥培管理を行い、茎葉の風通しをよくする。(3)排水を良好にし、土壌水分が高くならないようにする。(4)発病した葉などは摘除して焼却する。(5)肥切れの時も発生しやすいので、追肥をして生育を促進させる。
 登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2006/04/01

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