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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)・駒田旦(HK)



 初め株全体が生育不良となり、やがて下葉などから萎凋し始め、葉も黄化する。茎部の維管束が褐変して生育不良となり、激しい場合は枯死する。




 病原菌は、バーティシリウム ダーリエ(Verticillium dahliae)という不完全菌類に属する糸状菌(かび)の一種で、被害植物の茎葉や根とともに土中で微小菌核の形で越年する。翌年気温が20℃前後になると、この菌核が発芽して、キクの根から侵入する。侵入後は根の組織の中で毒素を産生し、そのため通導組織が壊されて通水機能が停止するので、茎葉が萎れる。発病した株が枯死すると、組織内の病原菌は微小菌核を形成して土中に残り、伝染源になる。本菌は各種の作物に対する寄生性から数種類の系統に類別されているが、キクを侵す病原菌が、そのうちのどの系統に属するかは明らかでない。





 挿し芽は無病健全な株から採取する。連作を避ける。2〜3年間水田として耕作すると発生が少なくなる。被害残渣は集めて焼却する。畑の排水を良好にする。発病地で育苗した苗は健全な苗を選ぶ。被害株は根周りの土とともに除去し、畑の土壌には混入しない。


データ作成年月日:2007/03/01

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写真1(JN)


写真2(SY)


写真3(SY)


写真4(HK)


写真5(HK)