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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)



 根に発生した小さながんしゅが、発病後期には褐色〜黒色のゴツゴツとした大きながんしゅに生長する。育苗期に感染した場合には地際部に多数の小さなこぶを生じ、茎のねじれなどの生育不良を起こす。発病した株は養分や水分の吸収が妨げられ、地上部の生育が抑制されて葉が黄化し、花色の劣化や茎の生育異常が見られる。重症株では黒変したがんしゅが地際部の茎を取り巻くように群生し、地上部はやせ衰えて枯死する。




 病原菌は、アグロバクテリウム ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)という細菌で、pH7.3以上の土壌を好み、14〜51℃で生育し、22℃が最適温度である。果樹や樹木を主として多くの植物に寄生する。土壌中では腐生的に生存しており、10年間以上も生存するといわれている。本病には春と秋の2回発生のピークがある。4月ごろからがんしゅの発達が見られ、6月ごろまで生長する。夏季は生育がとまり、9月以降再び生長を始める。地温が20℃を超え、土壌が適度に湿っている場合に発病が多くなる。若い苗が感染しやすい。挿し芽や移植時に生じる傷、あるいは土壌昆虫の食害痕から感染して発病することが多い。キクでは育苗時および定植時に感染する場合がほとんである。汚染土を消毒しないまま使用した場合、苗が軟弱だった場合、チッソ過多で過繁茂になり地際部が過湿になった場合などに多発生する。





 ウイルスフリー株などの無病苗を利用する。ポット苗やセル苗など移植時に根を傷めないような苗を用いる。連作を避ける。


データ作成年月日:2007/09/30

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写真1(JN)


写真2(SY)