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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)



 葉に初め直径1mmの乳白色の小点が現れる。葉の裏側からよく観察される。この小点はやや黄色味を帯びながら2〜3mm、時には5mmくらいまで大きくなり、葉裏に肌色〜淡褐色、イボ状の隆起が生じる。この隆起物は病原菌の冬胞子が無数に集まったもので、冬胞子堆(冬胞子層)と呼ばれる。乳白色の小点から冬胞子堆の形成まで適温下では数日である。病斑が形成されると葉が変形して巻き上がったり、株の生育が抑えられたりする。冬胞子堆の表側は黄変するが組織は生きている。大きな冬胞子堆の周囲の小さな冬胞子堆がリング状に生じることも多い。病葉は徐々に枯れ上がり、新葉にも徐々に発病する。




 病原菌は、プクシニア ホリアナ(Puccinia horiana)という担子菌類に属する糸状菌(かび)の一種である。本菌はキクの葉の組織内や病斑内、あるいは冬至芽の葉の組織内で越冬し、翌年これらから担子胞子(小生子)が飛散して第一次伝染する。また、栽培中に葉の表面が水で濡れて湿度90%以上の湿潤状態(露地では降雨時か結露時)の時、葉の病斑中の冬胞子が発芽して生じる前菌糸上に、小生子が付着して伝染・発病する。風雨や潅水時の飛沫でも小生子が飛散する。本病はリュウノギクなど野生のキクにも発生するが、野生ギクに寄生している菌は栽培ギクには寄生しにくい。





 畑の周りの病株を除去して育苗段階で株の無病化を徹底し、発病株は見つけ次第摘除して消却する。施設栽培では、伝染の起こる湿潤状態が数時間以上続かないような湿度管理をする。


薬剤防除:登録防除薬剤について

データ作成年月日:2007/09/30

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 病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(JN)


写真2(SY)


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