調べる

病害情報

戻る


文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY)



 初め株の中心部の葉柄が褐色に変色して水浸状になる。このような株は根が褐変して腐敗していることが多く、株の中心部(クラウン)にまで病状が進行する。土の表面と接している葉も、水浸状になって腐敗する。病勢が進展すると株の生育が止まり、激しい場合は株全体が褐変して腐敗する。




 病原菌は、フィトフトラ(Phytophthora)という鞭毛菌に属する糸状菌(かび)で、被害植物残渣とともに卵胞子などの形で越年し、長い年月にわたって生息する。翌年、好適な条件になると発芽して遊走子のうを形成し、その中で成熟した遊走子がミヤコワスレの根や地際部の茎から侵入して第一次伝染する。病斑が形成されると、そこに形成される遊走子のうの中の遊走子が多湿、水滴などによって第二次伝染する。本菌の生育適温は2〜30℃、適温は23℃で、生育や活動には水分を必要とする。





 耕種的防除法は、(1)畑の排水を良好にする。(2)降雨や潅水などで土粒が茎や葉に跳ね上がらないようにする。(3)畑を乾燥状態に保つ。(4)未熟堆肥を避け、完熟した有機物を施用する。


薬剤防除:登録防除薬剤について

データ作成年月日:2006/04/01

▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
 文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無をご確認ください。
 農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。
 農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。
 本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
 病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(SY)