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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:西村十郎(JN)



 わずかに開き始めた蕾の中心部付近の花弁がかすかに褐変するが、見落としやすい。初めは中心部付近の花弁の褐変であるが、やがて外側の花弁にまで広がり、それとともに花の内部には白い菌糸が充満する。花弁が褐変する病気には灰色かび病があり、これは外側(萼に近い)の花弁から発病しやすいのに対し、芽腐病は中心部の花弁から発病しやすい。また灰色かび病では花弁がかなり開いてから発病するのに対して、本病は蕾がわずかに開いた時点ですでに発病していることが多い。




 病原菌は、フザリウム ポアエ(Fusarium poae)という不完全菌類に属する糸状菌(かび)の一種で、15〜20℃前後の比較的低温で発病しやすい。本菌は牧草やムギからも分離されるので、一般的に飛散している糸状菌である。白色のダニの体に付着して運ばれると思われるが、それ以外にもアザミウマやウリハムシの体に付着している例もある。しかし、カーネーションの蕾への感染の方法は明らかでない。本病は極端な乾燥条件下でない限りは発病するようである。





 発病の多い畑では、着蕾期に、適用された殺虫剤でダニやアザミウマなどを防除しておく。栽培終了後には発病株を集めて焼却する。


薬剤防除:登録防除薬剤について

データ作成年月日:2007/09/30

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写真1(JN)