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文章執筆:植松清次 写真提供:西村十郎(JN)



定植後1カ月あまりで発生する(10月下旬〜11月)。新葉は淡黄色で細くなって叢生し、成葉は黄褐色になる。そのため、圃場を眺めた時、発病株は株全体が黄色いのでそれと分かる。花は花弁が不完全となり、奇形になる。症状が進むと株は枯れる。




発病株の篩(し)部を電子顕微鏡で観察すると、ファイトプラズマが認められる。
ヒメフタテンヨコバイという昆虫の媒介によって伝染する。発病株の汁液を健全株につけても変化はないが、接ぎ木を行う作物などでは、接ぎ木によっても伝染する。
媒介虫が発病株から吸汁して保毒すると、ファイトプラズマが虫の体内で増殖し、伝染力を有するようになるまで20〜30日かかるといわれる。成虫から卵へは伝染(経卵伝染)しない。媒介虫は4〜11月に数回発生を繰り返し、夏から秋に密度が高まる。
圃場周辺に生育するセリやカヤツリグサ、タネツケバナなどの雑草が伝染源である。媒介虫はこれらの植物やアイスランドポピーにも産卵し、幼虫は成育する。





媒介虫の防除が重点となる。
(1)栽培圃場周辺の雑草を防除する。特に、発病株および伝染源となる前記の雑草は抜き取る。
(2)育苗期には施設を寒冷紗で被覆をし、媒介虫の侵入を防ぐ。
(3)栽培圃場周辺の雑草に寄生する媒介虫を、有機リン系の殺虫剤で防除する。
登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2007/03/01

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写真1(JN)